なぜ、いま組織開発なのでしょうか?

2018/10/03

ここ数年、日本において組織開発(OD:Organization Development)への関心が高まっています。

なぜ、いま組織開発なのでしょうか?

1990年代以降、日本企業は組織のハードな側面についてさまざまな変革を行ってきたが、

それだけでは組織が上手く機能しないことを経営者やマネージャーは経験してきました。

日本企業がこれまで注力していた、組織のハードな側面とは、組織の中で明文化できるものです。

たとえば、戦略、組織の構造(部門や部署の構成)制度、仕組み、マニュアル化された仕事の手順などです。

バブル経済崩壊後、日本企業は新たに戦略を立案し、合併やリストラによって組織の構造を変えました。

また、成果主義の導入によって人事制度を改革し、されにITの導入などによって業務プロセスを改善してきました。

振り返ると、日本企業はこれまでに経験したことのないほどの大改革を、ごく短期間で実行したといえます。

と同時に、こうしたハードな側面の変革だけでは組織はうまく機能しないこと、たとえば成果主義を導入することの弊害なども経験してきました。

そうした経験と反省を踏まえて、2000年以降は、組織の人間的な側面(ソフトな側面)が注目されるようになりました。

まず中心になったのは、マネージャーへのコーチング研修です。社員の主体性を育むために、マネージャーのありようが変わることを目指しました。

 

また、2005年以降はファシリテーション研修が導入されました。

その狙いは、マネージャーがファシリテーションのスキルを高めることで、会議や職場を活性化することでした。

しかし、どちらも研修による個人への働きかけであり、研修を受けた個人が学んだことを現場で実践することへの壁

『個人が学んだことを実践しようとしない。』『実践しようとしても新たな取り組みを妨害する』

『人間や職場の環境などによって実践できない。』『受講者の研修に対する取り組み姿勢。』などによって、

研修での学びが現場でほとんど活かされず、時間とコストの無駄遣いになっている。そのような課題に私たちは直面しています。

 

そうした流れを経て、2010年以降、大きな注目を集めているのが組織開発(OD)です。

組織の人間的側面に働きかける手法として、日本企業は研修に力を入れてきました。しかし前述の通り、個人の変化だけでは職場や組織はなかなか変わらない。

一方で組織開発(OD)の特徴は、個人だけでなく、グループや組織全体に直接働きかける点にあります。

つまり、組織の人間的側面に働きかけることの重要性と、グループや組織全体へのアプローチの必要性という

2つの認識が高まっていること。これが、いま組織(OD)が大きな関心を集めている背景です。

一部引用:対話型組織開発~その理論的系譜と実践~ 訳者 南山大学人文学部教授 中村和彦氏

 

その組織開発の手段であり、『チーム開発』による組織変革を支援する最新手法が「チームコーチング」なのです。

私たちは、この組織開発の最新手法「チームコーチング」で組織開発のご支援を行っています。