医療機関 (組織変革プログラム:部門連携チーム)

2018/03/24

院長(オーナー)からメンバーに与えられた任務は「連携を強化し職員のモチベーションを向上させること。」

このチームは、部門横断型の「プロジェクトチーム」です。事務科、看護科、医療技師科、医事課から10名がメンバーとして選抜されました。

チームコーチングでは、経営者(オーナー・経営陣)の目的と成果目標によって『相応しいメンバーを選んで頂くこと。』から始まります。「誰をバスに乗せるのか?」「まずメンバーを選んでから行き先を決める。」まさにビジョナリーカンパニー2(飛躍の法則)です。

医療機関の特徴として、男性3名、女性7名というメンバーが選ばれました。そして、全員が揃うのは土日祝日だけです。日常の仕事をこなしたうえで土日にセッションに参加されます。

医療機関でのチームコーチングの機会が増えていますが、常に献身的な方々が多いというのも大きな特徴です。チーム医療という言葉の実現に向けて「チームコーチング」の採用が増えています。

 

さて、このメンバー10名が自ら『行き先』。このチームのミッション・ビジョン・バリューズ・私たちは誰か?を決めることからスタートしました。チームの使命・方向・目的地を全員合意で決定しました。

次はテーマに沿った現状把握ステージです。例えば、部門間連携の現状は?部門内連携の現状は?上手くいっていることは?上手くいっていないことは何か?等々・・・

この病院の『バリューチェーン』の現状を明らかにして、相互に連携して価値を提供していることを全員が再認識しました。全員が全体の流れを把握するまでかなりの時間を要しました。日常、如何に【部分最適思考で作業しているか!】という現状も浮かび上がりました。

これらを全員で共有していくうちに【いくつかの重要な改善ポイント】が重要度から順番に特定され、共有されました。さて、一旦客観的になって眺めてみてみましょう!この現状を作っているのは一体誰か??

これらの問題は誰が所有しているのか??誰が解決するのか??私たちが作り出しているとしたら…私たちの内側の何がこれらを作り出しているのか??私たちは、本当は現在どんな状態なのか??

メンバーから出てきた答えは『私たちは、自分本位で、無関心で、自信が持てず、負のループに陥っている、情けない状態である。』この内側にある自己中心的で自己防衛的な【在り方】が、この現状を作り出している真因だと気付いた瞬間でした。

グループからチームへとブレイクスルーするためには、この実務を扱った【直面のプロセス】が必要です。チームコーチングが研修と違うポイントのひとつはこのプロセスです。そして、彼らはこのプロセスに真摯に向き合いました。

メンバー選びが重要なのはこの為です!依存的な人たちがメンバーに多いとき、このプロセスを超えることは出来ません!例えば、院長が悪いから・・・事務長が悪いから・・・設備が悪いから・・・。こんなメンバーが多い場合、チームになることはありません。

しかし、このメンバーは真摯に向き合いました。そして、ここから一気にチームへと変容し始めました。明らかに雰囲気が変わりました。私たちは、本当はどうなりたいのか?? ミッション・ビジョンに本気で取り組むのか?!このメンバーで責任を引き受け、自分たちが作り出した現状にブレイクスルーを起こす決意と覚悟が決まりました。

決めると整います!チームコーチングはメンバー全員から【真の主体性】を立ち上げ、【成果にコミット】するサポートをします。チームが決めた実行項目に連帯責任で取り組むように変容します。

現在、日常の役職(階層意識)に囚われず『共通の目的』を達成するためにチーム活動を継続されています。昨年10月の(セッション1)からスタートし、1月(セッション4)まで4ヵ月間のチームコーチングを終え、ゴール(7月の成果報告会)に向けて自走中です。

チームが決めた成果達成に向かって何度も集まってミーティングを重ねています。「結束力の強いチーム」はクオリティの高い会議やミーティングによってつくられます。チームコーチングを通して、自然にクオリティの高いミーティングのスキルも身に着けます。7月の成果報告会には私も参加します。

この続きにその成果を掲載するのを楽しみにしています。